新車を買おう:失敗しない新車の買い方

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新車を買おう:失敗しない新車の買い方
新車の購入は、まず欲しい車種を決め、ディーラーや販売店で実車を確認・試乗して見積もりを取得し、予算と支払い方法を決定します。
購入のベストタイミングは決算期の3月・9月で、この時期に値引き交渉をするとお得に購入できる可能性があります

「新車を買いたい」と思ったとき、「何から始めればいいかわからない」「失敗したくない」「少しでも安く買いたい」と思いませんか?
新車購入は大きな買い物の一つだからこそ、正しい知識を身につけて後悔のない選択をしたいものです。

この記事は、初心者から経験者まで、新車購入を成功に導くための完全ガイドです。購入の流れから賢い節約術、おすすめの購入方法まで、プロが教える秘訣を包み隠さずお伝えします。

新車の予算と車種を決める

新車の予算と車種を決める

新車購入で最も重要なステップは、明確な予算設定と車種選びです。この段階で方向性を間違えると、後々大きな後悔につながる可能性があります。

予算の目安について 一般的に年収の半分程度が無理なく購入できる車の価格の目安されています。ただし、車両本体価格だけでなく、諸費用(車両価格の約15%)や維持費も含めて検討することが大切です。予算の立て方について詳しく知りたい方は、【車を買う際の予算の立て方】で具体的な計算方法をご紹介しています。新車の購入は高額になるため、無理のない支払い方法を選びましょう

予算を決めずに車選びを始めると、気がつけば支払いが困難な金額になってしまう可能性があります最初に予算の上限を決めることで、選べる車種やグレードが自然と絞り込まれるため、スムーズに車選びができます。初めて新車を購入される方には、【初めての新車 教えて平均予算は?】で具体的な予算例をご紹介しています。

車種の選定ポイント

希望する機能、デザイン、カラーなどを明確にしておくと、ディーラーとの交渉がスムーズに進み、不要なオプションを避けられます。使用目的も重要な要素です。乗車人数、年間走行距離、市街地走行か長距離移動、収納設備の重視度などを具体的にイメージすることで、最適な一台が見えてきます。車種選びで迷われている方は、【新車を買うときは何をすればいい?】で詳しい選び方をご紹介しています。

車の種類には、軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、SUV、セダン、スポーツクーペなど様々な形状があります。また、動力の種類では、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、電気自動車(EV)があり、燃費性能や環境性能、静粛性、充電の必要性などが異なります。ライフスタイルに合った選択が重要です。

新車を買う:失敗しないポイント1
予算設定: 無理のない価格帯を決め、諸費用や維持費も考慮しましょう。
支払い方法の検討: 無理のない支払い方法を選び、後悔のないようにしましょう。
・車種選定: 使用目的や希望の機能、デザインを明確にして選びましょう。

販売店で新車を選ぶ

販売店で新車を選ぶ

新車を購入できる場所は多様化しており、それぞれに特徴があります。自分のニーズに合った購入先を選ぶことで、満足度の高い購入体験が得られます。

ディーラーでの購入

正規の販売店で、特定のメーカーの新車を扱っています。保証やアフターサービスが充実している傾向があります。質の高いサービス、充実したアフターサービス、メーカー専門スタッフ・整備士による安心感、人気車種が手に入りやすく、試乗も可能です。ただし、価格は高めになる傾向があり、特定メーカーの車しか扱わず、値引き上限があります。質の高いサービスと安心感を重視する方、特定のメーカーやモデルにこだわりがある方に向いています。

サブディーラーでの購入

サブディーラーは複数のメーカーの車を扱っており、ディーラーよりも価格交渉がしやすい場合があります。ディーラーより価格が安い傾向にあり、値引き交渉がしやすく、複数のメーカーの車種を比較検討でき、中立的なアドバイスを受けやすいメリットがあります。一方で、納期が遅くなる可能性や、整備・修理の対応がディーラーと同等でない場合があり、店舗によってサービスの質にばらつきがある可能性もあります。安さを重視し、特定のメーカーにこだわらず自分に合った車を見つけたい方に適しています。サブディーラーについて詳しくは、【サブディーラーで買う新車が安い!最大50万円引きも】で解説しています。

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その他にも、メーカー直販やインターネット通販という選択肢もあります。店舗に足を運ばずに購入でき、営業担当者との煩わしいやり取りが不要で、値引きが大きい場合もあります。しかし、実車確認や試乗が難しいというデメリットがあります。現代の車の買い方については、【今どきの車の買い方 現金で買うのは時代遅れ!?】で詳しく解説しています。

新車を買う:失敗しないポイント2
ディーラー: メーカーの正規販売店。充実した保証やアフターサービスが強みです。
サブディーラー: 複数のメーカーを扱い、価格交渉がしやすいのが特徴です。
インターネット通販: 手軽に購入でき、値引きが大きい反面、実車確認ができません。

見積もりを取り、新車の値引き交渉をする

見積もりを取り、新車の値引き交渉をする

購入候補が絞れたら、いよいよ具体的な商談に入ります。この段階での準備と交渉術が、最終的な購入価格を大きく左右します。

見積もり取得のポイント

候補となる車種を見学し、オプションや追加装備を含めた見積もりを出してもらいます。見積もりは必ず「支払総額」で依頼し、車両本体価格だけでなく、税金、保険料、登録諸費用など、納車までに必要なすべての費用を含んだ金額を出してもらいましょう。諸費用の内訳も詳しく確認し、不要なものがないかチェックすることが重要です。

複数の販売店から見積もりを取り、比較検討することで、値引き交渉の材料にもなります。不明点があれば、必ず質問し、納得いくまで確認することが大切です。見積もりの見方がわからない方は、【新車購入時の見積ポイント】で詳しい確認方法をご紹介しています。

効果的な値引き交渉術

決算期(2〜3月、9月)やボーナス時期(6〜7月)は、販売目標達成のために値引きが拡大される可能性があります。他店舗の見積もりを提示して交渉するのも有効です。値引き交渉の詳しいテクニックについては、【新車を安く買うコツ:販売店との交渉術】で専門的なノウハウをご紹介しています。

表示価格が最終価格ではないことが多く、交渉次第で安く購入できる可能性があります。他店舗からの見積もりを提示して交渉するのも有効な手段で、一般的に車両本体価格の10%前後が値引きの相場と言われています。値引きテクニックについては、【新車 値引きテクニック】で実践的な方法をご紹介しています。

新車を購入する意思があることをしっかりと伝えることも重要です。販売店側も新車を購入してくれるだろうと考えているから値引きに応じているので、購入する気がない方に対しては値引きを渋りたくなります。購入希望額もしくは値引き希望額を明確にしておくことで、交渉もスムーズに進みやすくなります。

車両本体価格だけでなく、オプションやアクセサリーの面で特典を交渉するのも一つの方法です。また、不要なオプションを見極めることも大切です。ベーシックパック、コーティング、メンテナンスパック、純正ナビ、純正アルミホイールなどは、本当に必要かを慎重に検討し、社外品で代替可能な場合は費用を抑えられる可能性があります。

新車を買う:失敗しないポイント3
見積もり比較: 複数店から「支払総額」で見積もりを取り、比較しましょう。
値引き交渉: 決算期などを利用し、価格交渉を積極的に行いましょう。
オプション: 本当に必要なものか見極め、不要なものは外しましょう。

いよいよ新車をゲット! 支払い方法と契約へ

いよいよ新車をゲット! 支払い方法と契約へ

見積もりに納得したら、支払い方法を決定し、正式な契約に進みます。新車の買い方、つまり支払い方法によって総額が変わるため、慎重に選択しましょう。

主な支払い方法の特徴

現金一括払いは、金利がかからず、支払い総額を最も安く抑えられますが、まとまった資金が必要です。カーローンには、ディーラーローンと銀行などの金融機関のマイカーローンがあり、金利や審査のスピードが異なります。返済期間や金利などを比較し、自分に合った方法を選びましょう。

残価設定ローン(クレジット)は、数年後の残存価値を設定し、その分を差し引いた金額を分割して返済するため、月々の負担額が軽くなります。ただし、設定した金額で買い取ってもらうには条件があり、契約終了時に追加費用が発生する可能性もあるため、契約内容の確認が重要です。残価設定ローンについて詳しくは、【新車カーリースの残価とは?】で仕組みを解説しています。

クレジットカード払いは、店舗によって利用可能ですが、全額支払えるか、分割払いができるかなど、事前に確認が必要です。

カーリースという選択肢

初期費用を抑えて月々定額で新車を利用できるカーリースという選択肢も注目されています。税金やメンテナンス費用が含まれるプランもあり、家計の見通しが立てやすいというメリットがあります。カーリースについて詳しく知りたい方は、【カーリースとは?初心者向けガイド】で仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説しています。月々の支払いが不安な方には隔月ローンという2ヶ月に1回の支払いプランや、月々の支払いを一定額にしたい方には新車延長保証とメンテナンス費用が組み込めるミラクレがおすすめです。ただし、走行距離制限や車の改造・カスタマイズが制限され、原則中途解約できないといった制約があります。

契約・納車の注意点

支払い方法とローン契約が決まったら、正式に契約を結びます。納車までには時間がかかるため、欲しい日を逆算して余裕を持って契約しましょう。購入店舗が用意する委任状に署名、捺印し、車の登録や名義変更の申請を店舗に委任します。

納車時には、書類の確認(車検証、自賠責保険証、注文書の記載事項に誤りがないか)、オプション・装備の確認(新車の外装・内装、付属品がすべて装備され、確実に作動するか)、傷やへこみがないかの確認を必ず行いましょう。新車であっても、完全に完璧な状態で納品されるとは限りません。不備があれば、すぐに購入店舗に伝えることが大切です。

契約: 納車までの期間や委任状の内容をしっかり確認しましょう。
納車: 車両や書類に不備がないか、時間をかけて丁寧に確認しましょう。

値引き交渉: 決算期などを利用し、価格交渉を積極的に行いましょう。
オプション: 本当に必要なものか見極め、不要なものは外しましょう。

新車を買う:失敗しないポイント4
支払い方法: ローンやリースなど、自分に合った方法を選びましょう。
・契約: 納車までの期間や委任状の内容をしっかり確認しましょう。
・納車: 車両や書類に不備がないか、時間をかけて丁寧に確認しましょう。

必要な書類を用意する

新車購入には様々な書類が必要です。事前に準備しておくことで、スムーズに手続きを進められます。

本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認ができる書類が必要です。これは軽自動車、普通車問わず必須となります。

印鑑証明書と印鑑(実印)について:普通車の場合は、市役所で交付してもらう印鑑証明書と、登録した実印が必要です。印鑑証明書は発行から3ヵ月以内のものが必要となります。軽自動車の場合は認印で構いません。

車庫証明について:保管場所の証明書で、普通車の場合は車庫証明書が必要です。警察署への申請が必要で、交付まで3日から1週間ほどかかります。軽自動車の場合は保管場所届出が必要です。これらもディーラーや販売店に依頼して取得することができますが、手数料がかかります。車庫証明の取得方法については、【初めての新車購入時の手続きは?】で詳しく解説しています。

その他の必要書類

軽自動車の場合は住民票の写し(発行から3ヵ月以内)が必要です。自動車保険証券(切り替える場合)や住民票なども場合によって必要になります。下取り車がある場合は、譲渡証明書への署名・捺印に加え、車検証、自賠責保険証、リサイクル券預託証明書、自動車税納税証明書を自分で用意する必要があります。

これらの書類は事前に準備しておくとスムーズです。店舗で代行してもらうことも可能ですが、費用がかかる場合があります。新車購入の手続きや必要書類について詳しくは、【初心者が知りたい新車購入の流れ】で段階別に解説していますので、併せてご覧ください。

お得に新車を購入するための特別な方法

お得に新車を購入するための特別な方法

新車をより安く、よりお得に購入するための特別な方法もいくつかあります。これらの方法を知っているかどうかで、最終的な負担額が大きく変わる可能性があります。

エコカー減税の活用

国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアした車を対象とした税金の優遇制度です。対象の新車を購入した場合、自動車税と自動車重量税が減税されます。2026年4月30日まで延長されており、該当する車種を選ぶことで税負担を軽減できます。

自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)

EV補助金の活用

電気自動車(EV)の購入を検討している場合、国や自治体から交付される補助金を活用することで、費用を大幅に抑えることができます。国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」では、EV(普通車)は最大90万円、小型・軽EVは最大58万円(2025年度)の補助が受けられます

車種の性能やメーカーの取り組みに応じて補助金額が増減し、申請期限は車の新規登録・届出日から原則1カ月以内と短いので注意が必要です。補助金は予算の範囲内で交付され、ほとんどの場合、申請は先着順のため、早めの決断が重要です。

自治体からもEV購入時に補助金が交付され、都道府県と市区町村の補助金を併用できる「二重取り」が可能な場合もあります。東京都の「ZEV補助金」では、EVの場合最大100万円の補助金が受けられます(2025年度個人向け)。交付条件や上限額は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体のホームページで最新情報を確認しましょう。

新車購入の最適なタイミングについては、【車を買うなら決算時期】で詳しく解説していますが、特に3月・9月の決算期は大幅な値引きが期待できる絶好のチャンスです。

OEM車や登録済み未使用車の検討

他メーカーに製造を委託し、自社ブランドで販売されるOEM車は、オリジナルの車種と基本的な性能・装備は同じでも、価格が安い傾向があります。メーカーにこだわりがなければ、検討する価値があります。

登録済み未使用車は、一度登録はされているものの、走行距離がほぼ0kmで新車と変わらない状態の車を、新車よりも安く購入できます。納期も早いため、急ぎで車が必要な場合にも適しています。新車を安く買う方法について詳しくは、【新車を安く買うためのコツを紹介】で包括的にご紹介しています。

新車購入後のカーライフ

新車購入後のカーライフ

新車購入はゴールではなく、新しいカーライフの始まりです。購入後も安心して車を維持していくために、維持費やメンテナンスについても理解しておきましょう。

継続的にかかる費用

車の所有には継続的な費用がかかります。自動車税(軽自動車税)は毎年、自動車重量税は新規登録時と車検時にまとめて支払います。自賠責保険料は法律で加入が義務付けられており、車検時に支払います。これに加えて、補償範囲を広げるための任意保険料も必要です。

その他、ガソリン代、高速道路通行料金、駐車料金、車検やオイル交換などの流動的な費用も発生します。

メンテナンスの重要性

安全に走行するためには、オイル交換、タイヤの空気圧チェック、車検などの定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスを怠ると、事故やトラブルのリスクが高まるだけでなく、燃費が悪くなることもあります。

新車を購入するとメーカーによる「新車保証」がつきます。一般保証は3年または走行距離60,000kmまで、特別保証は5年または走行距離10万kmまで保証期間があり、安心してカーライフを楽しめます。

新車を買うなら今!これで失敗しない

新車購入を成功させるためには、予算設定から始まり、車種選び、販売店選び、値引き交渉、支払い方法の決定、必要書類の準備まで、段階的に進めることが重要です。特に決算期の3月・9月は値引きが期待できるベストタイミングです

購入先選びでは、安心感を重視するならディーラー、価格重視ならサブディーラー、豊富な選択肢なら新車市場のような全国展開の販売店がおすすめです。EVを検討している方は、国や自治体の補助金を最大限活用することで、大幅な費用削減が可能です。

初めて新車を購入される方は、初心者向け失敗しない車の買い方も併せてご確認いただくと、より安心して購入を進められます。また、現金購入とローンのどちらが良いか迷われている方は、新車は現金で買うべきか?で詳しい比較をご紹介しています。

新車購入は複雑に見えますが、正しい知識と準備があれば必ず成功できます。わからないことがあれば、新車購入に関するお問い合わせからお気軽にご相談ください。

また、お住まいの地域の販売店検索で専門スタッフがあなたにぴったりのプランをご提案いたします。

あなたの理想の新車と出会えることを心より願っています。新車購入に関する詳しい情報は、新車市場ブログでも定期的に更新していますので、ぜひご覧ください。特に経済的にお得に車を買うおすすめの方法では、さらに詳しい節約術をご紹介しています。

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