
「サブディーラーで新車を買うと後で後悔する」「正規ディーラー以外ありえない」
新車購入を検討中に、こんな噂を耳にしたことはありませんか?
最初に結論を言います。「サブディーラーはやめとけ」というのは、間違いです。むしろ、賢く選べば正規ディーラーよりも圧倒的に安く、手厚いサービスを受けられます。車自体は正規店で買うものと全く同じ新品であり、メーカー保証も同様に受けられるからです。
なぜ「やめとけ」と言われるのか。それは、仕組みを知らない人が漠然とした不安を持っているか、質の悪い店を選んでしまったからです。
この記事では、業界の裏側にある「安さの秘密」と「正しい店の選び方」を徹底解説します。これを読めば、数百万円の買い物で、数十万円もの節約ができるかもしれません。
なぜ正規店より安い?サブディーラー独自の仕入れと値引きの裏側

そもそも「サブディーラー」とは何かをご存知でしょうか。街で見かける「〇〇モータース」や「〇〇自動車」といった看板の整備工場などがこれに当たります。
彼らは特定のメーカーの看板を掲げつつも、メーカー資本が入っていない独立した販売店です。では、なぜ正規ディーラーよりも安く新車を販売できるのでしょうか。その秘密は、独自の仕入れルートと経営スタイルの違いにあります。
独自の仕入れルート「業販」の存在
サブディーラーは、車をメーカーから直接仕入れているわけではありません。実は、正規ディーラーから仕入れています。これを業界用語で「業販(ぎょうはん)」と呼びます。
サブディーラーは、一度に複数台を注文したり、継続的に購入したりする大口顧客です。そのため、正規ディーラーは一般客には提示できない「業販価格」で車を卸します。サブディーラーはこの「卸値」で仕入れるため、利益を乗せても一般価格より安くできるのです。
固定費の圧倒的な違い
正規ディーラーに行くと、立派なガラス張りのショールームがあります。受付には制服を着たスタッフがいて、美味しいコーヒーが出てきます。営業マンも多数在籍し、週末にはイベントが開催されます。
これらすべての維持費や人件費は、車の販売価格や整備費用から出ています。正規ディーラーの見積もりには、この莫大な「ブランド維持費」が含まれているのです。
一方、サブディーラーの多くは、整備工場がメインの質素な店舗です。ショールームはあっても小規模で、少人数で運営しています。豪華なサービスやおもてなしはありません。しかし、その分だけ「固定費」が圧倒的に安く済みます。店舗運営にお金がかからない分、車の価格を限界まで下げて還元できるのです。
「おもてなし」よりも「実利」を取りたい人にとって、これは最強のメリットです。
全メーカー取り扱いの強み

正規ディーラーに行くと、当然そのメーカーの車しか勧められません。トヨタのディーラーに行って「ホンダのN-BOXと迷っている」と言っても、比較はしてくれません。自社の車がいかに優れているかをアピールされるだけです。
しかし、サブディーラーは「全メーカー」を取り扱えます。これが価格交渉において、強烈な武器になります。「タントとN-BOXとスペーシア、どれが一番安くなる?」このように、メーカーの垣根を超えた相見積もりを、一つの店舗で完結できるのです。
サブディーラー側も、メーカーへのしがらみがないため、中立的なアドバイスをくれます。「今の時期なら、スズキの方が値引き幅が大きいですよ」といった本音情報を引き出せるのです。
オプション品での価格調整力
車本体の値引きには限界がありますが、オプション品は別です。正規ディーラーでは、純正オプションを定価に近い価格で勧められます。「純正ナビ」や「純正フロアマット」は、実は非常に利益率が高い商品です。
サブディーラーは、ここでも柔軟に対応します。性能が変わらない「社外品」のナビやドライブレコーダーを安く仕入れて取り付けてくれます。純正なら20万円するナビが、同等性能の社外品なら10万円以下でつくこともザラです。
「車体値引き」+「オプション節約」のダブル効果で、総支払額に大きな差が生まれるのです。
保証やアフターサービスは大丈夫?ディーラー購入との決定的な違い
「安いのはわかったけれど、保証がないと怖い」
「壊れた時に正規ディーラーで見てもらえないのでは?」
サブディーラーでの購入を躊躇する最大の理由は、この「安心感」の問題でしょう。
結論から言えば、保証内容は正規ディーラーでの購入と全く同じです。

メーカー保証は「車」につくもの
新車には必ず「メーカー保証」が付帯しています。一般保証(3年6万キロ)や特別保証(5年10万キロ)といったものです。重要なのは、この保証は「販売店」ではなく「メーカー」が約束しているという点です。
どこで買おうが、トヨタ車ならトヨタが、日産車なら日産が保証します。サブディーラーで購入した車であっても、保証書はメーカー発行のものが渡されます。万が一の故障時には、全国どこの正規ディーラーでも保証修理を受ける権利があります。
これを確実にするために、「保証継承」という手続きが必要になる場合がありますが、新車購入時はサブディーラーが手続きを代行してくれるのが一般的です。購入時に受け取る「保証書」に、自分の名前と販売店印があるか確認すれば完璧です。
整備技術はサブディーラーの方が上?
正規ディーラーの整備士は、自社メーカーの車には詳しいです。また、マニュアル通りの作業や、専用の診断機を使ったチェックは得意です。
一方で、サブディーラーの多くは、元々が「整備工場」からスタートしています。彼らは全メーカーの車を扱い、古い車から最新の車まで修理してきた「職人」です。「部品を交換して終わり」ではなく「修理して直す」という技術力を持っていることが多いのです。
また、正規ディーラーでは断られるような、社外パーツの取り付けも快く引き受けてくれます。「ネットで安く買ったタイヤを持ち込みたい」「オーディオを自分で選びたい」こうした柔軟な対応は、車好きにとって正規店にはない大きな魅力です。
リコール対応はどうなる?
唯一、正規ディーラーに行かなければならないのが「リコール」です。リコールはメーカーの責任で回収・修理を行うため、指定された正規店での作業が基本です。
では、サブディーラーで買った人はどうすればいいのでしょうか。
基本的には、購入したサブディーラーに相談すればOKです。サブディーラーが窓口となり、提携している正規ディーラーへ車を持ち込んでくれます。もしくは「近くの正規店に行ってください」と案内が来ることもあります。どちらにせよ、リコール隠しをされたり、修理を受けられないということは絶対にありません。
Q:正規ディーラーでの整備を断られませんか?
A:基本的には断られません。
整備入庫は利益になるため歓迎されますが、違法改造車だけはNGです。
普通の車なら「よそで買ったから」と門前払いされることはまずありません。
Q:営業マンとの付き合いが面倒なのですが…
A:それならサブディーラーが最適です。
正規店のような頻繁な電話営業やDM送付はほとんどありません。
「必要な時だけ連絡したい」というドライな関係を好む人にぴったりです。
新車を「福車」で買うメリット!オプション込みで総額を下げる技

サブディーラーでの購入を検討するなら、ぜひ知っておきたいのが「新車市場」です。全国に展開するこのチェーン店が提供している、「福車(ふくしゃ)」という買い方が注目されています。単なる値引きとは一線を画す、この販売システムの凄さを解説します。
新車市場の「福車」とは何か?
福車とは、「新車本体」+「人気オプション」+「諸費用」をセットにしたパッケージ販売です。一番の特徴は、誰もが欲しがるオプション品があらかじめ組み込まれている点です。
例えば、以下のような豪華な装備がセットになっています。
- 高性能カーナビ(フルセグTV付)
- ドライブレコーダー
- ETC車載器
- フロアマット
- ドアバイザー
- ボディーコーティング(ガラス系など)
これらを正規ディーラーで個別に注文すると、オプション総額だけで30万~40万円にもなります。
しかし「福車」では、これらをセットにした上で、驚くほどの「特別値引き」が適用されます。
結果として、正規店の見積もりよりも20万円以上、車種によってはそれ以上安くなることも珍しくありません。
面倒な交渉が不要というメリット
新車購入で一番疲れるのが、営業マンとの「値引き交渉」ではないでしょうか。「あと5万円下げてくれたら契約する」といった駆け引きは、精神的にも負担がかかります。
新車市場の「福車」なら、最初から限界ギリギリのセット価格が提示されています。オプションも必要なものが全て入っているため、後から追加であれこれ悩む必要もありません。「表示価格=乗り出しに近い価格」という明朗会計なので、交渉が苦手な人にも最適です。
最初から「正解」が用意されている買い方、それが新車市場の「福車」なのです。
失敗しないお店選び!信頼できるサブディーラーを見極めるポイント
ここまでサブディーラーのメリットを伝えてきましたが、もちろんデメリットもあります。
それは「店舗による質のバラつきが大きい」という点です。
正規ディーラーはメーカーの指導が入るため、どの店に行っても一定の質が保たれています。しかし、サブディーラーは個人商店のようなもの。超優良店もあれば、残念ながら対応が悪い店も存在します。「やめとけ」と言われる原因の多くは、この「ハズレの店」に当たってしまったケースです。
では、どうすれば優良店を見極められるのでしょうか。チェックすべき4つのポイントを紹介します。
整備工場の認証レベルを確認する
店の看板やホームページを見てください。「指定工場(民間車検場)」または「認証工場」という表記はありますか?
指定工場:国から車検の検査ラインを持つことを許された工場。設備と技術水準が非常に高い。
認証工場:分解整備を行う許可を得ている工場。車検は陸運局に持ち込む必要がある。
少なくとも「認証工場」の資格を持っている店を選ぶと良いでしょう。新車販売だけでなく、その後のメンテナンスも任せるわけですから、技術の裏付けは必須です。「指定工場」の資格を持つサブディーラーなら、設備面では正規ディーラーと遜色ありません。
展示車の数と清掃状況を見る
店の敷地に、新車や中古車がどれくらい展示されているかを見ます。展示車が多い店は、それだけ販売台数が多く、資金繰りも安定している証拠です。販売実績が多ければ、ディーラーからの仕入れ値も安くなり、値引き条件も良くなります。
また、展示車が綺麗に洗車されているか、店内のトイレや床が清潔かも重要です。車を大切に扱う店は、お客様への対応も丁寧です。汚い展示車を放置している店は、納車時の仕上げも雑な可能性が高いので避けましょう。
「総額表示」と「説明の透明性」
見積もりを出してもらったとき、その内容が明快かどうかを確認してください。悪質な店は、車両価格を安く見せて、不透明な「諸費用」や「手数料」を上乗せします。「納車準備費用」「代行手数料」などが相場より異常に高くないかチェックが必要です。
また、メリットだけでなくデメリットも説明してくれる営業マンは信頼できます。「この社外ナビは安いですが、純正と違ってステアリングスイッチの一部が使えなくなります」といった細かな違いを事前に教えてくれる店を選びましょう。
創業年数と地域の評判
長く続いている店には、それだけの理由があります。地域密着で何十年も営業しているサブディーラーは、地元客からの信頼が厚い証拠です。逆に、できたばかりで極端な安売りをしている店は、アフターサービスが続かないリスクがあります。
Googleマップの口コミなども参考になりますが、全てを鵜呑みにはできません。実際に店に行き、スタッフの挨拶や電話対応の雰囲気を感じ取ることが一番確実です。「売って終わり」ではなく「長く付き合えるか」という視点で判断してください。

まとめ
「サブディーラーはやめとけ」という言葉は、過去のイメージや一部の悪質な店の話に過ぎません。仕組みを正しく理解すれば、サブディーラーは新車を賢く買うための強力なパートナーになります。
今回の記事のポイント
- 安さの理由:業販仕入れ、固定費削減、社外オプションの活用。
- 保証の安心:メーカー保証は正規店と同じ。全国どこでも修理可能。
- 買い方のコツ:「福車」などのパッケージや低金利ローンを活用する。
- 選び方の肝:整備工場の資格、展示車の管理、見積もりの透明性を見る。
新車購入は、人生で数少ない大きなイベントです。「正規ディーラー一択」という思い込みを捨てて、一度サブディーラーの見積もりを取ってみてください。同じ予算でワンランク上の車に乗れたり、浮いたお金で家族旅行に行けたりするかもしれません。
新車市場は、日本全国に販売店を展開しています。まずは、お近くの店舗にお気軽にお問い合わせください!








